とつげき東北選評
今回は1位に推したい候補が3ブログあり、最後まで非常に悩みました。その3ブログは、
『もう天鳳しか見えない』
『近代麻雀漫画生活』
『麻雀本を斬る! 麻雀ゲームを斬る!』
の3つです。
10項目の採点基準を設けて得点をつけた結果、まさに3ブログ僅差で横並び。 雀荘戦の楽しいレポートがあり、読んでいるだけで打ちたくなってきてしまう『もう天鳳しか見えない』。恐ろしいほどのフットワークで自分では不可能な体験を繰り返してくれる『近代麻雀漫画生活』。麻雀本のレビューに留まらず、かなり笑わせてくれるネタ記事も多い『麻雀本を斬る!』。 それぞれにまったく別の特徴があるため、うんうん唸っても1番が決めようもなかったです。そこで、精密機械のようにエクセルに並んだ点数を足し合わせて1位を決めることにいたしました。
私の選ぶ2011年ブログ大賞は『麻雀本を斬る! 麻雀ゲームを斬る!』です。
他のブログで驚かされたのが『天鳳で打ってる顔文字で雑談でもしないか』。おや、こんなブログあったかしらん、と覗いてみるとクオリティが高い。画面と文章解説を駆使したプレイ記録という点では『もう天鳳しか見えない』に近い感がありますが、それだけでなく天鳳への真面目な提言も行っていたり(しかもかなり考察が深い)と、先が楽しみになりますね。上記3ブログの次として4位に選びました。
『南斗のレイ~鳳凰卓日記~』は、非常に高度なレベルの麻雀議論が展開されていて驚きました。やや格式ばっている(というよりも、他のブログがゆるゆるなのかな?w)ので本腰を入れて読まなければいけませんが、実力者御用達、といった感じでしょうか。
『ブラコンJKの天鳳反省帳』。自戦記も近代麻雀感想も充分に内容は良いのですが、見せる工夫があるといいなと思いました。例えば自戦記部分は太字や色字を使う、近麻感想部分は『近代麻雀漫画生活』のように無理に点数付けしてみる、というのがあると親近感が沸くと思います。
最後に『上野の健 実録・平成麻雀放浪記』。こちらは申し訳ない、単に私の趣味に合わない、というだけで点数づけが難しかったです。「現代、『麻雀』という題材が果たして読み物として成立するのか」というテーマに真正面から挑んでいる形で好感が持てるのですが、読み進めるのに難儀してしまいました。いっそ、マンガの原作にでもなってしまえば良いのですが……。
結果として、私は以下のとおり配点しました。合計点21点の都合上、ある程度の差を恣意的につけたことにご了承ください。
『麻雀本を斬る! 麻雀ゲームを斬る!』 6点
『もう天鳳にしか見えない』 5点
『近代麻雀漫画生活』 5点
『天鳳で打ってる顔文字で雑談でもしないか』 4点
『南斗のレイ~鳳凰卓日記~』 1点