情報系麻雀サイトは人気になるのか?

アクセストレードレビュー

月刊ネットマージャンは"快適なネットマージャンライフを応援するマガジン"をコンセプトに作成されている架空のオンライン麻雀雑誌です

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人気麻雀ブログを作るには 5/5


執筆者紹介:福地誠(ふくち まこと)

東京大学卒業後、雑誌「近代麻雀」編集を経て現在はフリーランスライター。数多くの麻雀関連書籍の執筆・編集を手がける。代表作に「アカギ悪魔の戦術 (近代麻雀コミックス) 」「おしえて!科学する麻雀 (編集)」「カンチャン待ち麻雀人生相談」など。近年は麻雀指導者としての一面も持ち、旧時代の戦術がまかり通る雀荘に匿名で赴き、実戦の場に身を置くことで新時代の麻雀戦術を啓蒙している。一方で教育ライターとしての活動も行っており、麻雀と教育が同時に語れる新しいタイプの論客として注目を集めている。【ブログ】福地誠Blog

◆最後に

 情報系についても書いておきます。「近代麻雀漫画生活」や「麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!」のような情報系ブログは人気があります。有用な情報をいつも集めてくるなら、人気があるのは当然ですよね。同じようなことをやれば、当然そちらも人気が出ます。

 問題は、続けるのが難しいことですね。更新を義務と感じてしまうと、長続きしません。これは情報系に限った話ではなく、ブログを更新すること自体が楽しくないと続かないのですが、とくに情報系の場合は時間対効果が低いため、しんどくなりやすいのです。

 以前、「天鳳ニュース(仮)」というブログをやってた人から聞いたのですが、毎日新しいニュースを作るのが大変で、学校が始まったら時間的に無理になり、更新を止めたとのことでした。情報系はそんな大変さがあります。

天鳳ニュース(仮) リンク切れ

「人気麻雀ブログを作るには」という記事を読むからには、あなたは麻雀ブログを読む人ですよね。どんな麻雀ブログを巡回してますか? その共通項を出せば、人気ブログが作れることになりますよね。いきなり結論に行ってしまうと、こんなところじゃないでしょうか。

・有益な情報が載っている
・麻雀が強くなれそう
・更新頻度が高い
・普通に面白い
・ネタ的に面白い
・なんとなく好感が持てる
・有名人の書いたもの
・手軽に読める
・コメントしやすく、レスが早い

 どうでしょう。このうちいくつかの要素を満たしたブログを作れるなら、人気ブログになりそうです。できそうな感じがするでしょうか?

 前のほうで、仲間内の付き合いよりも、顔の見えない不特定多数の読者を重視するという方針を挙げましたが、実際には、ブログを始めるとコメントしたりされたりして、ブログ仲間ができ、ゆるいつながりが発生します。また、天鳳ブログをやってる人は、他の天鳳プレイヤーと付き合いがあるケースがけっこうありますね。ですから、仲間内vs不特定多数という明確な対立項があるわけではありません。ただ、なるべく仲間内でしか通じない表現は避け、なるべく外側に向けて書いたほうがいいというだけです。そういう付き合いの中にブログの楽しさがあるのかもしれません。

 以前、知り合いの有名ブロガーが言っていたのですが、ネットで活発にやっている人は、オフ会に行けばかならずモテモテで、彼女や彼氏はかならずできると。だから、ネト充は必然的にリア充になるそうです。リア充がネト充になれるとは限りませんが、ネト充はかならずリア充になるのです。女や男の一人くらいは楽勝で、それどころか選べる立場になるのです。どうですか。そう聞くと、やってみようって気になりませんか?



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読ませる技術―コラム・エッセイの王道
山口 文憲
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コラムニスト山口文憲さんによるカルチャーセンターでの講座をまとめた内容になっている。文章の構成に関してはさまざまな事例が取り上げられ、初心者が陥りそうな落とし穴を的確に説明している良書。