6−3 上卓の戦績 その2 (2009年4月〜11月)
表4. 上卓月毎の成績 2009年4月〜11月 七段〜十段
表4より、2009年5月、6月の安定段位はそれぞれ7.49と8.06と低めになっています。これは徹底的に放銃率を下げるように打ってきた麻雀を、ほんの少しだけ押し気味に打ってみた結果です。(4月の放銃率0.084→5月の放銃率0.102)5月の上旬に徹底的に放銃率を下げる麻雀が不調に陥ったために、放銃率を少しだけ上げる麻雀もどの程度の結果を出せるか確かめてみました。つまり、目標を達成するための手段・方法をここで少し変えてみたということです。5月の結果から、僕の麻雀だと、徹底的に放銃率を下げる麻雀を打ったほうが安定段位が高くなることが確かめられました。これで上卓での麻雀の方針は立ちました。4月まで打っていた放縦率を徹底的に下げる麻雀を打つだけです。
表5. 上卓なしなし 2009年10月〜12月
表5は上卓なしなしの成績です。赤なしの麻雀のほうが実力は発揮しやすいのではないか?という考えがずっとあったので、10月に思い切って赤ありルールから赤なしルールへ移動しました。そして結果は安定段位が14.3となり相当高いものになりました。
6−4 まとめ
表6. 安定段位との相関係数 上卓アカありの月毎のデータ
表7.4位率と放銃率の相関係数
表6は、安定段位との相関係数です。安定段位と4位率との相関係数は−0.907であり、4位率を低くすればするほど安定段位は高まります。安定段位と放銃率との相関係数は−0.635であり、放銃率を低くすればするほど安定段位が高くなることがわかります。「放銃率を低くすれば4位率が下がり安定段位が向上する」という仮定を2章〜4章で立てたわけですが、否定はできない結論となりました。