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一点読みのアプローチ 手牌読みの可能性を追究する7



 いかがでしたでしょうか。

 コラムを読む前は一点読みなど不可能だと思っていた人が大半だと思います。 しかしここで挙げた5題は河の情報を元に推理を重ねることで 100%に近い精度で待ちを読むことができます。

 お気づきでしょうが、リーチの待ち読みは一つとしてありません。 メンゼンは入り目がある上に伏せられている牌が13枚もあるので 待ち牌を読むのは至難の業、絶望的と言っても良いでしょう。

 しかし副露手は違います。チーテン、ポンテンならば入り目は鳴いた牌なのですから 残った形を推理することは不可能ではありません。 今回の例のように場況がうまくはまった場合では一点読みができることもあるのです。

  とはいえ一点読みできる例など滅多にあるものではありません。手出し・ツモ切りの把握は本当に骨の折れる作業であり、3人分暗記できる人はごく少数でしょう。 私も1巡過ぎれば記憶が曖昧になりますし、見落とすことも多々あります。やはり一点読みは実用性に欠けると言わざるをえません。

 ただ、ネット麻雀で最もレベルが高いといわれる天鳳の鳳凰卓では 平均順位0.01の差を競っています。 これは100試合打ってたった順位1つの差でしかありません。 牌効率や押し引きのレベルが殆ど変わらない水準であれば、 読みの技術も意味をなしてくるのではないでしょうか。

一点読みまでいかなくとも、際立って危険な牌があるケースは珍しくありません。
一例を挙げましょう。

(捨て牌) 

 仕掛け   チー ポン

 ツモ切りはです。チーの打としましょう。

 この仕掛けにがほぼアタリであることは考えれば分かることです。

 よりを大切にし、安全牌のを持たなかったのですから
  からを切ったことは明らかです。
(他は暗刻くらいでしょうか)

 前者はと何かのシャンポン、後者なら待ち。
 だからだけは打てない牌なのです。

 こんな単純な読みでも、意識している打ち手はそう多くありません。だからこそ待ち読みにチャレンジする意義がある思います。上級者同士の対戦で、他家と差をつけられる技術はそう多くありません。 その中で待ち読みは精度で差をつけやすいのではないでしょうか。

 麻雀は基本的に娯楽ですから、神経を磨り減らして打つ必要はないと思います。待ちを読む必然性などないし、「一点読み」の技術も自己満足の域を出ないかもしれません。しかしこのコラムで、牌の組み合わせのパズル的面白さを改めて感じていただければ幸いです。





一点読みのアプローチ 手牌読みの可能性を追究する1
一点読みのアプローチ 手牌読みの可能性を追究する2
一点読みのアプローチ 手牌読みの可能性を追究する3
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